大切なものをなくした夜。

僕は手紙を読まないことにした。
そのうち気が向いたときに読もう。そう思ったんだ。

翌日、手紙は消えていた。

じいちゃんとの最後の思い出を作る機会を、僕は自ら放棄してしまったのだ。

最初からやり直す

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